ハウスメーカーの営業において、契約から着工までの期間は通常、数ヶ月から長くても1年程度です。
しかし私のキャリアには、「契約から10年後に着工した」という、業界の常識を覆す物語が3つもありました。
通常、計画が止まればお客様は「解約」を選びます。
モデルハウスに1組お迎えするだけで15万〜20万円、設計図書を作るまでに30万〜40万円という膨大な経費がかかっているため、会社にとって解約は大きな痛手です。
しかし、私のお客様たちはこう言ってくださいました。
「澤井さんが一生懸命やってくれたから、このお金は預けておくよ。いつか必ず建てるから、その時まで三井ホームに置いておいてくれ」
これは、組織の看板ではなく「澤井という人間」に、ご家族の未来を託してくださった言葉でした。
🏠 草加の地主様。二世帯住宅の夢と、見えない壁
その中の一組、草加市の地主であるK様ご一家のことは今でも忘れられません。
公務員のご主人、情熱的な専業主婦の奥様、そして二人の大切なお子様。
何度もヒアリングを重ね、奥様の理想を詰め込んだ壮大な二世帯住宅の契約を結びました。
しかし、契約後に計画はストップします。
「着工を待ってほしい」……その理由は、ご家族の心の奥底にありました。
👵 「家」という場所が持つ、重い歴史
実は、同居予定のお母様が、嫁いできたその「古い家」を壊すことに、どうしても首を縦に振れなかったのです。
地主の家に嫁ぎ、長年守り続けてきた場所。
そこを更地にするという決断は、お母様にとって自分の人生を否定されるような痛みだったのかもしれません。
結局、計画が動き出したのは10年後。
皮肉にも「お母様が一人で快適に過ごせる家」を作るという形で、家づくりは再開されました。
🍂 プロとして感じた、割り切れない想い
10年越しに形になったその家を眺めながら、私は少し複雑な感情を抱いていました。
理想の家を望む奥様のエネルギーと、場所を守りたかったお母様の静かな抵抗。
どちらが正しいとは言えません。
ただ、地主という「家系」に嫁ぐことの重圧と、そこで生きる人々のエゴや悲哀を、私は一軒の家を通じて見つめてきました。
🏠 澤井から、家を売りたいあなたへ
不動産は、単なる「箱」ではありません。
そこには、家族の歴史、相続の悩み、そして簡単には言葉にできない人間関係が複雑に絡み合っています。
- 「10年経っても解約されないほど、お客様に信頼される営業マン」
- 「家族のデリケートな問題に寄り添い、10年待てる忍耐強さ」
私は三井ホーム時代、そうした「一筋縄ではいかない人生のドラマ」に何度も立ち会ってきました。
家を売るということは、単に契約書を交わすことではなく、そのご家族の「歴史の整理」をお手伝いすることでもあります。
もしあなたが今、家族の間で意見が分かれていたり、土地にまつわる複雑な事情で売却を迷っていたりするなら、ぜひ私に相談してください。
10年という歳月を共にする覚悟で、お客様の未来を預かってきた私だからこそ、できる提案があります。
大手のエリート営業マンには理解できない、「地主家庭の機微」や「場所への想い」を汲み取った上で、最高の結果を導き出します。
あなたの家の「預けられた未来」を、私と一緒に形にしてみませんか?

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