【第23話】キッチンと水回りの執念!「女性が住みたい家」を作るプロの勘所

八街再生ストーリー

家の外装が終わり、戦いの舞台はいよいよ「水回り」へ移ります。ここは、内覧に来る奥様方が最も厳しくチェックする場所。三井ホーム32年のプロとして、私の「執念」と「勘」が試される場面です。

🍳 キッチン:高級木目を生かした「1万円」の勝負

この家のキッチンは、今では珍しい重厚な木目調。6畳ほどの独立型(ダイニングキッチン)でした。「対面式に作り替えようか……」と悩みましたが、一人での作業には限界があります。

そこで、私は「質の良いものは残し、汚れが目立つ場所だけをピンポイントで叩く」戦略を取りました。 一番のターゲットはコンロ。ヤフオクを駆使して、なんと1万円以下で新品同様のものを落札しました。普通に頼めば10万円コースですが、取り付けはガス会社に依頼(工賃約3,000円)。

「古臭いって思われないかな……」という不安はありましたが、この判断が後に「意外な形」で報われることになります。それはまた、後日のお楽しみ。

🛁 お風呂:デッキブラシを置いて「ペンキ」を取った日

お風呂も悩みの種でした。カビがこびりつき、パッと見は「うわぁ……」という感じ。 「交換は一人じゃ無理。でも、これ、塗ったら化けるんじゃないか?」

外壁塗装で培った感覚を信じて、ユニットバスの塗装に挑戦。これが大正解!見違えるほど清潔感のある空間に生まれ変わりました。 工事中は泊まり込みだったので、自分でもそのお風呂を使いましたが、天井が高くて本当にリラックスできる。夜、一人の独身生活を楽しんでいるかのように、鼻歌を歌いながら湯船に浸かった時間は、最高の贅沢でした。

🚽 トイレ:茶色のゼリーと「脱臭機能」の衝撃

一番過酷だったのがトイレです。 古いパナソニック製のウォシュレットが付いていましたが、故障して動かないどころか、本体から正体不明の「茶色のゼリー状の物体」が漏れ出している。当然、匂いもキツい。

「これは一刻も早くおさらばだ!」と、ホームセンターへ。 実はここで、1階と2階で違う機種を買うという実験をしました。5,000円の差で「脱臭機能」が付くか付かないか。

結果は歴然。脱臭機能、めちゃくちゃ効きます。 わずかな金額の差でこれほど快適さが違うのかと、改めて勉強になりました。ちなみに便器は「青色」。そこに「白い」ウォシュレットを載せるという、三井ホーム時代なら「澤井さん、正気ですか?」と言われそうな色の組み合わせになりましたが、付けてみれば意外と悪くない。不景気になると人は無難な白やベージュを選びがちですが、こういう遊び心も再生の醍醐味です。

🚰 洗面台:3万円をケチってはいけない

最後に洗面台。これは丸ごと交換しましたが、コツは「ホームセンターで一番高いグレードを買うこと」です。 2万円の安物と、5万円の最高級品。差額はたったの3万円ですが、見た目の高級感は30万円分くらいの差が出ます。

水回りが新しくなると、家全体が『呼吸』を始めたような気がしました。これでいよいよ、家の『顔』と『心臓』が整った。

次はいよいよ、家の印象をガラリと変える『和室の洋室化』、そして私自身もヒヤッとした『エアコン工事のハプニング』についてお話しします。

(第24話へ続く)

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